クロスを汚さない。キズつけない。

退去時にクリーニング代は別として、一番取られるのがクロスの張替や補修。
住んでいればどうしてもキズつけたり汚したりしてしまいます。
自分で傷つけてしまうのは仕方がないとしても、知らないうちに汚してしまったというようなことが内容に気をつけるポイントをお教えします。

家具は壁にくっつけない

立会していると本棚やテレビボードなど壁にぴったりつけて置いている人が多いです。
引っ越しでいざ動かしたときに、壁に家具の跡がついていたり、傷ついていたりして、張替になったりすることもあります。
家具を配置するときは最低でも3cmから5cmは壁から離して置くようにするといいです。できれば10cmぐらい離して置いて、家具の裏側もクイックルみたいなので掃除できるようにしておくのがベスト。

カラーBOXや本棚など置き家具

安いカラーBOXなんかは壁にくっつけると塗料の成分が揮発するのか、壁に家具の形がくっきり残っている事があります。これはクロスに染みこんでしまっているので、クリーニングで落とすことができず張替になってしまいます。こういうあまり動くことのない家具は、壁から離して置いておけば問題ないです。

テレビボードなど車輪がついている家具

 車輪が付いている家具は気をつけないと何かの拍子に壁にぶつかってクロスに傷をつけてしまう事があるので、車輪の固定レバーを使って動かないようにする必要があります。自分では気をつけていても友人が遊びに来た時など、ドンとぶつかってそのまま壁をガリガリと削ってしまったなんてこともしばしば。友人が壁に傷をつけても壁を直すお金を払うのはあなたです。
テレビボードであれば配線や電気コードなどがありますから、壁との間隔を多めに取っておくと配線を変えるときにも楽でしょう。

ベッド

ベッドで壁に傷をつけてしまう人はけっこう多いです。
パイプベッドなどはボルトの頭が出ていたりしてすぐにクロスに傷がついてしまいます。夜の運動が激しい方は特に注意です。
また気をつけないと行けないのが布団による壁の汚れ。布団が壁を汚すなんて考えないと思いますが、半年ぐらい経つと布団と壁がこすれると静電気でホコリが吸着し、黒ずんで来ることが多いです。これがまた単なるホコリの汚れとも違ってクリーニングでは落ちにくく、またベッドの長さ分の汚れになってしまうので張替になってしまいます。ふかふかの布団で寝ている方は、ベッドを壁から20cmから30cm離しましょう。布団をひいても壁との間に隙間があるようにするといいでしょう。

壁との間隔が取れない場合

ちょっと見た目は悪くなりますが、引っ越しに使った段ボールなどを壁と家具の間に挟んでおくと傷や汚れを防ぐことができます。この場合、湿気に注意して時々家具の裏をチェックすることが必要です。

クローゼットなど

クローゼットは物を詰め込んであまり触ることがないから汚すこともないだろうと思われるかもしれませんが、意外と汚れる箇所であったりします。

衣装ケース

衣装ケースを何個か買ってクローゼットに置くことは多いですが、どうしても壁にぴったりくっつけて置かなければいけないので、傷や汚れに気づくことなく、退去時に気づくという事が多いです。開閉時にぶつかるのか、クローゼットの跡がくっきり残って事もあります。これも壁との間に段ボール等を挟んでおくといいでしょう。

棚の荷物

クローゼット上段の収納ですが、手が届かないからか、物を投げ入れたりして傷をつけてしまう方が多いようです。女性の方だとバッグを収納する場所にする方も多く、壁にバッグの色で傷がついてしまう場合もあります。


突っ張り棒 ダメ・ゼッタイ

トイレや洗面所等に突っ張り棒を取り付ける方も多いですが、はっきりいって使わない方がいいです。取り外すときにクロスがくっついて剥がれたり、跡がくっきり残ります。突っ張り棒使ってしまったらほぼ確実にクロスの張替か補修が発生すると考えた方がいいぐらいです。どうしても使いたい場合はあまり突っ張り過ぎないようにしてください。


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